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3D 図面の流通で製造業 DX を推進する – 新製品「XVL Converter Advanced」をリリース

2022年12月1日

ラティス・テクノロジー株式会社 (本社 東京都文京区、代表取締役社長 鳥谷 浩志、以下、ラティス)は、製造業の図面主体の製造プロセスをデジタルの 3D 図面を主体とした製造プロセスへの変革を可能にする変換ツール 「XVL Converter Advanced」(以下、新製品) を 2022年12月5日(月) から販売を開始します。

新製品では、3D CAD の CATIA V5 で設定したセマンティック PMI (Product Manufacturing Information:製品製造情報) 情報を、超軽量 3D フォーマット XVL に変換します。 XVL が 3D 図面を表現できるようになることで、設計意図をビジュアルで正確に伝え確認することが可能となります。加えて、セマンティック PMI を利用することで、検査工程での実測作業や入力の自動化も可能になります。図面と同等の情報を超軽量 3D の XVL 上で保持できるので、後工程に必要な情報を XVL から入手することが可能になり、3D 図面主体の製造プロセスが実現できます。また、高価な 3D CAD を持たない中小の協力会社においても、3D 図面で作業を進めることが可能になります。

CATIA V5 で設定したセマンティック PMI をそのまま XVL に変換できます。
XVL の面や稜線を触れば、関連する PMI (寸法、表面処理、公差情報、基準面など) がハイライト。
逆に PMI を触れば、XVL 上で、関連する面が全てハイライトします。

多くの企業では、3D 設計をする一方、製造現場や仕入先では未だに 2D 図面で仕事を進めているので、設計部門においては 2D 図面への転記、後工程では 2D 図面から必要情報を帳票・図面に転記するという膨大な作業を行っています。新製品の活用で、3D 図面主体のデジタル製造プロセスとなることで、2D 図面への転記が不要となります。また、後工程においても、3D 帳票や図面の作成、また検査での実測作業やデータ入力が自動化されます。すなわち、2D 図面を起因とした発生していたムリ・ムダを減らし、3D の設計情報が一気通貫で流れる製造プロセスへと変革できます。

ラティスでは、この 3D 図面主体の製造プロセスの推進を支援する 3D 図面ソリューションとして、「変換」 「情報付加」 「情報伝達」 に対応した XVL 製品の提供を開始します。今回の新製品を第一弾に、情報付加を可能にする XVL Studio を、情報参照を可能にする無償ビューワ XVL Player を、2023年初より、順次公開を予定しています。

尚、今回の新製品においては、現在発売している変換ツール XVL Converter Light からの移行パスもご用意しております。

今回提供を開始する新製品は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 (NEDO) の助成事業 “「Connected Industries 推進のための協調領域データ共有・AI システム開発促進事業」 の一環となる 「サプライチェーンの迅速かつ柔軟な組換えに資するデジタル技術の開発支援」” において得られた成果を一部活用しています。

新製品に関する詳細・ご質問、購入に関するお問い合わせは XVL セールスパートナー (https://www.lattice.co.jp/company/partners/) もしくは、ラティス・テクノロジー株式会社にご連絡ください。

* 補足|セマンティック PMI とは

3D モデル上の PMI には、表示するだけの 「グラフィック PMI」 と、寸法や幾何公差の意味まで表現する 「セマンティック PMI」 の二種類があります。もともと図面は人が見て判断していたものであり、“ヒューマンビジブル” なグラフィック PMI が先行して利用されてきました。しかし、DX (デジタルトランスフォーメーション) の時代を迎え、後工程での自動化を見据えると、ソフトが自動処理可能な “マシンリーダブル” なセマンティック PMI が注目されるようになりました。
見た目は全く同じ PMI ですが、見て人が判断するのか、ソフトで自動処理が可能かで、その後の活用の幅が大きく異なってきます。セマンティック PMI が定義された 3D モデルでは、3D モデルと対比させながら、PMI を表示できます。たとえば、どの PMI が仕上げ記号かソフトが認識できるので、仕上げ記号だけを表示することができます。したがって、それだけを取り出して、加工指示書を作成することができます。
(参照元:XVL コラム|製造業 DX × 3D 成功のヒント|06. 似て非なるもの:二つの PMI )


新製品情報

  • ・ 製品名称: XVL Converter Advanced
  • ・ 対象 3D CAD: CATIA V5
  • ・ 販売開始: 2022年12月5日(月)~
  • ・ 価格* (税別):ライセンス 3,700,000円/年間保守 740,000円
    * XVL Converter Advanced for CATIA V5 の 1ライセンスあたりの価格

用語説明

■ XVL® について

「XVL」 (eXtensible Virtual world description Language) は、XML (eXtensible Markup Language) をベースとした超軽量 3D 表現として、ラティスが提唱する表現形式です。XVL を用いることで、3D CAD などで生成されたデータを数百分の 1 にまで軽量化することができます。また、メモリが少ない環境で巨大な 3D データを高速表示する技術の実装により、ネットワーク環境での 3D データ共有に最適な形式です。現在、干渉チェック機能を搭載した DMU や 3D ビジュアル作業手順書を作成するソリューションが市場で高く評価されています。ラティスの XVL は世界中の自動車産業、航空機産業、電機産業等多くの製造業の企業で採用されています。3D データの精度と構成情報を保ちながら、軽量にデータ表現できるという特徴から、デザインレビュー、機構シミュレーション、工程設計、作業指示、部品表、イラスト作成などの用途に活用されています。製造業の大手では、3D CAD の普及により蓄積された 3D データの有効活用を目的に、XVL 製品を全社規模で導入するケースが増加し、国内外で急速に普及が進んでいます。

■ ラティス・テクノロジー株式会社について

ラティス・テクノロジーでは、デジタルトランスフォーメーションの重要性が叫ばれる中、DX 時代を先取した 「CAD+1」 「Casual 3D」 「3D デジタルツイン」 の 3つのコンセプトに基づき、軽量 3D フォーマット技術 「XVL」 をベースとした様々なソリューションを開発・提供しています (企業概要)。

・XVL はラティス・テクノロジー株式会社の登録商標です。
・その他記載されている会社名および製品名は各社の登録商標または商標です。

当プレスリリース関するお問い合わせ先

ラティス・テクノロジー株式会社 担当:福原 メールアドレス:casual3d (アット) lattice.co.jp
※ メールをお送りいただく際は、記載されているメールアドレスの (アット) を ”@” に変更してください。

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