組立プロセス設計ソリューション

背景

日本のものづくり現場を取り巻く状況

「働き方改革」と言われる前、XVLが誕生した20年以上前からものづくり現場では“フロントローディング”という言葉のもと、品質向上や納期短縮などを図る活動を行ってきました。しかし、20年経た今でも、ものづくり現場からは品質の作り込み不足といった課題が聞こえてきます。

多くの企業で設計の 3D 化が進んでいるものの、ものづくりプロセスを見てみると、

• （１）3D CAD で設計した情報が後工程で十分に活用されていない
• （２）2D 紙図面を出図し試作の繰り返しによる製造性評価で設計の確定
• （３）工程設計も試作機べースで行われており、結果、多くの時間と人員が必要

と、近年の労働力不足や多品種生産・短納期化など外部環境の変化もあり、リソース不足などの理由で工程設計を十分に行うことが出来ないまま量産に突入せざる得ないため、品質問題が発生してしまう状況となっています。

概要

3D ものづくりプロセスを変える 『組立プロセス設計ソリューション』

「組立プロセス設計ソリューション」　は、これまで 2D 図面や実機による製造性評価や工程設計のプロセスを、XVL の 3D モデルのビジュアルな組立工程プロセスに変えることで、早期の製造性検証と工程設計を可能にします。3D 活用ソリューションとして国内導入実績 No.1* の XVL が、設計段階から製造品質を作りこむフロントローディング活動を強力に後押しします。
＊ 2017年 DMU / Viewer 製品市場シェア 出荷数｜テクノシステムリサーチ社 2018年調査結果資料

※ 3D データ提供：トヨタ自動車

特長

特長１．誰でもビジュアルにお手軽、工程設計

「工程ブロック図」 作成機能＊ により、文字情報で行っていた工程設計をビジュアルに実施できます。ベテランのカンコツに頼っていた工程作り込みも、3D モデルで見える化することで若手へノウハウ共有できます。
＊「工程ブロック図」 作成は XVL Studio Pro のみ

さらに、XVL Studio の 設計変更の反映機能* を併用すれば、仕様変更にも即座に対応できます。
＊ XVL Studio Standard 以上では標準機能、XVL Studio Basic ではイラスト作成オプションまたはリスト編集オプションをお持ちであれば利用可能

特長２．設計段階で製造品質の作り込み

工程設計した結果は 3D モデルで簡単に再現できるので生産メンバー自身で工程単位の組付けを確認できます。

さらに、XVL Studio の VR オプション を利用することで、作業者視点での姿勢や視界確認など 3D モデルを活用した仮想空間での製造性検証を可能にします。

特長３．製造資料作成工数削減

従来の 2D 図面による後工程への情報伝達は、それ自体を Excel による手作業で作成するケースが多く、工程フローとの整合性のチェック漏れや、設計変更による修正対応など膨大な工数が掛かっていました。

新ソリューションでは、工程設計や製造性検証した XVL データがあれば、すぐに QC 工程工程表や作業指示書に展開できるので、製造資料の作成工数を削減できます。
（出力帳票は各社フォーマットデザインにカスタマイズ可）

本ソリューション導入によるメリット

組立プロセス設計ソリューションを構成する XVL 製品

組立プロセス設計ソリューショントライアル

実際に製品をお試しいただくことで業務での利用イメージをご確認いただけます。組立プロセス設計ソリューションのトライアルをご希望の方は下記の 「トライアルを申し込む」 ボタンよお申込みください。