ニュース

ラティス・テクノロジーから発信する情報

プレスリリース

日立建機株式会社のサービスパーツカタログシステムに、XVL Web3D技術を採用

2024年7月3日

ラティス・テクノロジー株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鳥谷 浩志、以下 ラティス)は、油圧ショベル、ホイールローダ、道路機械、鉱山機械などの開発・製造・販売・サービスの事業をグローバルに展開する建設機械メーカーの日立建機株式会社(本社:東京都台東区、執行役社長:先崎 正文、以下 日立建機)の3Dパーツカタログシステム(以下、3Dパーツカタログ)で、部品のイラストを3D化するにあたり、XVL Web3D Manager(以下XVL Web3D)が採用されたことを発表します。日立建機によるプレスリリースは こちら からご参照いただけます。

3Dパーツカタログのイメージ(画像提供:日立建機)
3Dパーツカタログのイメージ(画像提供:日立建機)

日立建機では、「安全性の向上」「生産性の向上」「ライフサイクルコストの低減」など、顧客課題を解決するために必要な、製品・サービス・ソリューションを提供しています。また、日立建機はバリューチェーン事業* の一環で、アフターサービス領域の強化を進めています。2006年からはXVLを導入し積極的に3Dデータを業務で活用するなど、製造業DXに取り組んでいます(事例記事)。
*新車販売を除く、部品・サービス、再生、レンタル、中古車事業の総称

パーツカタログは、顧客の建設機械のメンテナンスや部品交換を行う際に必要な部品について検索し、部品の名称や数量、注文時に必要な部品番号などを確認するために活用しています。これまで日立建機のパーツカタログは2Dイラストで部品を表現しており、一冊数百ページもの部品情報を、製本版および電子版パーツカタログで運用していました。イラストはサービス部品として供給する全ての部品が分解された状態であるため、実際の部品取り付け先がわかりにくい、数千点の部品から特定部品を探し出すのに時間を要する場合があるなど課題がありました。そこで日立建機では、直感的かつ迅速に必要な部品情報を確認できる3Dベースのパーツカタログシステムの導入を決め、その3D環境構築にラティスの XVL Web3D を採用しました。

3Dパーツカタログシステムの特長

1.実物と同じ状態で3Dから特定部品を容易に検索

XVL Web3Dの採用により、3Dによる実物と同じアセンブリ状態のモデルから特定部品を検索できます。3Dモデルが表示されているので360度様々な視点で形状確認したり、部品の表示非表示や半透明表示など、よりわかりやすいパーツカタログシステム環境を提供します。

2.大容量3Dデータの閲覧も容易に可能

ラティス独自のスマートローティング技術で、建設機械 1台分のフル 3D モデルもタブレットで操作することが可能です。

3.インストールレスで世界中のどこからでも閲覧可能

専用アプリ不要でURLを共有するだけで、日本をはじめ世界中のサービスマンに3Dパーツカタログを共有できる技術を提供します。サービスマンとオベレーターが実物と同じ形状のデータを参照してコミュニケーションを図れることで、これまで以上によりスピーディーに問題を解決する環境を提供します。

\お試しください/
下の画像をクリックすると、ラティス所有の3Dデータを利用してXVL Web3Dで構築した3Dパーツカタログのサンプルが立ち上がります。

このサンプルは専用アプリ不要でブラウザ問わずどなたでも3Dコンテンツをお試しいただけます。

日立建機は、XVL Web3Dによる3Dパーツカタログシステムを活用し、実際の機械や部品と同じ視点で、経験や知識に左右されずに直感的に部品を特定することで、これまで以上に顧客へのスピーディーな対応が可能になります。

ラティスは、XVL Web3DによるサービスDXソリューションを提供することで、製造業のDXを支援し、企業全体の生産性の革新に貢献していきます。
※XVLによるサービスDXソリューション詳細:こちら


本内容に関して、詳細説明をご希望のお客様こちらからお問合せ下さい。

お問い合わせ

※売り込みと判断したものなど一部のお問い合わせに関しては折り返しのご連絡は行っておりませんので予め了承下さい。


用語説明

■ XVL® について

「XVL」 (eXtensible Virtual world description Language) は、XML (eXtensible Markup Language) をベースとした超軽量 3D 表現として、ラティスが提唱する表現形式です。XVL を用いることで、3D CAD などで生成されたデータを数百分の 1 にまで軽量化することができます。また、メモリが少ない環境で巨大な 3D データを高速表示する技術の実装により、ネットワーク環境での 3D データ共有に最適な形式です。現在、干渉チェック機能を搭載した DMU や 3D ビジュアル作業手順書を作成するソリューションが市場で高く評価されています。ラティスの XVL は世界中の自動車産業、航空機産業、電機産業等多くの製造業の企業で採用されています。3D データの精度と構成情報を保ちながら、軽量にデータ表現できるという特徴から、デザインレビュー、機構シミュレーション、工程設計、作業指示、部品表、イラスト作成などの用途に活用されています。製造業の大手では、3D CAD の普及により蓄積された 3D データの有効活用を目的に、XVL 製品を全社規模で導入するケースが増加し、国内外で急速に普及が進んでいます。

■ ラティス・テクノロジー株式会社について

ラティス・テクノロジーでは、デジタルトランスフォーメーションの重要性が叫ばれる中、DX 時代を先取した 「CAD+1」 「Casual 3D」 「3D デジタルツイン」 の 3つのコンセプトに基づき、軽量 3D フォーマット技術 「XVL」 をベースとした様々なソリューションを開発・提供しています (企業概要)。

・XVL はラティス・テクノロジー株式会社の登録商標です。
・その他記載されている会社名および製品名は各社の登録商標または商標です。

その他プレスリリース関するお問い合わせ先

ラティス・テクノロジー株式会社 担当:福原 メールアドレス:casual3d (アット) lattice.co.jp
※ メールをお送りいただく際は、記載されているメールアドレスの (アット) を ”@” に変更してください。

プレスリリース