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XVL対談|アイシン × ラティス・テクノロジー

2024年1月29日

2024年
1月

DXの肝は部門の壁を破壊することにあり
~3Dの民主化で組織間の共通理解を生み出す~

今回は、株式会社アイシン(以下、アイシン)でDX戦略を進められている、取締役・執行役員 Chief Software & Digital Officer DX戦略センター長 CSSカンパニーPresident 鈴木 研司 様、グループ生産技術本部 生産革新推進部 デジタルエンジニアリング推進室 室長 宮田 昌浩 様をお迎えし、DXを進めるポイントや、また3DがDXにどのように貢献できるのかなどお話を伺いしました。

株式会社アイシン、ラティス・テクノロジー株式会社

鳥谷:
本日は貴重なお時間をありがとうございます。2023年6月のものづくりワールドでの鈴木さんの講演を聞き、デジタル化に立ち向かう姿に感銘を受けました。是非とも対談させていただきたいと思い今回の機会に至ります。早速ですが、会社紹介をお願いしてよろしいでしょうか。

鈴木:
株式会社アイシン(以下、アイシン)は、1965年に設立され、クルマとともに進化を続けてきた自動車部品のグローバルサプライヤーです。トランスミッションなどのパワートレインを主力に、自動駐車システムなどの走行安全、パワースライドドアシステムなどの車体、カーナビゲーションなどのCSS(コネクティッド&シェアリングソリューション)などを手掛けており、自動車部品の世界TOP10サプライヤーです。

鳥谷:
アイシンさんというと、電気自動車の基幹部品である「eAxle」(eアクスル)を開発され、電動化でも最先端を走っているイメージがあります。

鈴木:
eAxleは私たちの中でも電動化に向けた最重要製品でモーター、ギヤボックス、インバーターの3点を一体化した駆動ユニットになります。それ以外にも私たちがこれまで蓄積してきた技術と幅広い知見を基に、電動化に向け様々な製品群を開発・提供しております。

鳥谷:
大きな変革期にある自動車産業において、鈴木さんが今考えられていること、感じられていることをお聞かせいただけますか。

鈴木:
一昔前CAD/CAM/CAEの領域は、一般の社員には理解できない特別なことをしているという雰囲気がありました。一般のIT・セキュリティネットワークとは違うルールが存在し、ネットワークがつながっていないということもありました。現在は、さすがにネットワークが断絶しているというようなことはありません(笑)。隔絶した世界にあった3D 設計の世界を、XVLを活用して3Dの民主化したいと思っています。

鳥谷:
3Dの民主化というは非常に良い言葉ですね(笑)。私たちも、「いつでも、どこでも、だれでも3D」という“Casual3D”というコンセプトを提唱し、軽量XVL技術で3Dの民主化に挑戦しております。

鈴木:
設計、生産技術、工場の間には、見えない壁があります。3D CADは高額だし、データは重くて、後工程の生産技術や、工場みんなで使うのには適していません。また後工程で利用する際、リッチな3Dのデータである必要もありません。そうなると後工程への伝達手段としては、安価で軽量なXVLがとても良い。XVLが行きわたることで、近い将来、後工程で3Dを使い倒すということが実現できると思っています。

鳥谷:
対談の冒頭から大変ありがたいお話をありがとうございます。そういった3Dを活用するための基盤として、宮田さんの方でデータベースの構築をされていると伺っているのですが、そもそもどのようなものになるのでしょうか。

宮田:
はい、私の方で、“ものづくり情報DB”と呼ばれる工程設計情報を一元管理できるデータベースを整備しております。こちらでは、3Dとセットで設備、治具、工具の情報をデータベース化しております。それらに加えて工程の情報を体系的に管理するようにしました。世の中で言うところのBOP(Bill of Process)に近いものですね。

鳥谷:
MBOM(製造BOM)、BOP(製造手順)、SBOM(サービスBOM)など複数のBOM情報をXVLは持てるので、その点もお客様から高く評価をいただいております。しかしながら、まだまだBOPの構築まで出来ているお客様が多くないと感じています。“ものづくり情報DB”の取り組みは、いつごろ始められたのでしょうか。

宮田:
工程の情報を取り込む検討は2018年ごろからですが、それ以前から基盤となるデータベースの構築は諸先輩方が着手しておりました。大切なのは、工程情報に加え、ものづくりに必要な一連の情報とつながりを持って情報管理しているということです。

鈴木:
DXを進める要点としては、「部門の壁を突破すること」だと考えています。そのためには、部門間でお互いの仕事を理解することが必要で、3Dは互いの理解できないところを埋める役割を担うことができます。見える化されることでお互いの仕事や考えていることが理解でき、同じ方向を見て議論できるようになります。

宮田:
私たち生産技術は、設計部門と製造部門をつなぐ役割をしており、双方に対して如何にわかりやすく伝えられるかが重要で、「3Dと共に工程設計情報を分かりやすく伝えたい」、そのためのツールを探していた際に出会ったのがXVLでした。

鳥谷:
素晴らしいタイミングでXVLに出会ったのですね!

鈴木:
部門間で対立するのは実機が出来てからです。その段階で、そういう仕様じゃないという話になるわけです。そこで、やり直しや費用などが発生すると、人は頭にくるものです。3Dが流通することで、そういった齟齬がなくなるのではということを期待しています。私たちは、部門間のやり取りを把握できるチケットシステムがあり、そのチケットの発行数を分析することで協業の度合いを測ることができます。設計、生産技術の協業は、まだまだ遅れており、伸び代が非常に大きいと感じています。

鳥谷:
アイシンさんは「Cyber/Physical Information Factory」(以下、Cyber:サイバー/Physical:フィジカル)という構想を持たれているというお話を伺いしましたが、私たちは3D形状と部品表(製品構成)を統合した3Dモデル、実機と完全に対応する3Dモデルを“3Dデジタルツイン”と表現しており、そちらを目指しています。3Dデジタルツイン上で、すり合わせを行い、設計の品質を向上させるということ目指しています。

鈴木:
デジタルツインと表現される際に、時として理解されていないことがあります。それはサイバー空間上でのデジタルは、公差は公差でしか表現できない。フィジカルでは、実際の物で表現されます。サイバー空間にあるものと、フィジカル空間にあるものとはあくまで異なるものとして議論した方が良いと思っています。サイバー空間では、表現できないものがあるということは理解しておく必要があると思っています。

鳥谷:
おっしゃっていることはよく理解できます。サイバー空間にある3Dデジタルツインをできるだけフィジカル空間にある実機に近づけようと、私たちも日々研鑽を重ねています。今後考えられていることはありますか。

鈴木:
図面が3D化されると問題になってくるのは、設計が検査工程を知らない。検査側が3Dによる作り方を知らないという、先ほどの設計と生産技術間と同様の課題が持ち上がります。今後、設計x生技x検査などの工程間はスルーで知見を共有してリードタイム短縮につなげていきたいと思います。加えて将来は、設計の技術情報は全てAIに学習させて、生産準備そのものを自働化に持って行きたいと考えています。

鳥谷:
3D図面流通(参考:2022年12月1日、ラティスプレスリリース。で起こる課題ですね。私たちもCADのセマンティックPMIをXVLに持ってきて、生産技術や、製造、仕入れ先で閲覧できる仕組みを推し進めております。3Dが社内だけではなく取引先まで行きわたる世界を目指しておりますが、ご指摘のような課題が解決するまで、まだまだ普及には時間が掛かるのではと考えております。

鈴木:
素晴らしい取り組みですね。XVLが社内外で流通するようになれば、色々と仕事のプロセスは変わってくると思っています。サプライヤーとのコミュニケーションにも3Dを使いたい。そうは言っても3Dで表現するのが難しい検査項目のようなものは存在しており、それを設計でどう表現するのかということは課題になってきます。3Dが全社で使われるようになると、これまでの仕事の境界が変わってくるでしょう。3Dにより、同じ設計のデータを見て、同じ方向を見て議論ができるようになります。

鳥谷:
3Dで検査という話になると、最近我々はXVL AR(参考:2023年5月31日、ラティスプレスリリースをリリースして、現物と3Dデータを重畳させ、検査項目が現物上に表示される仕組みを提供することで、検査業務の品質と生産性をより向上させられないかという提案を行っています。

鈴木:
ARは現実とサイバーを繋ぎ合わせる技術と見ています。一方、これからデジタル化が一層進み、はじめからデータがある状況になればサイバー空間で閉じる。つまり、サイバー空間で技術開発したものが世に出回るようになるでしょう。

鳥谷:
なるほど、近い未来ではサイバー空間だけで3Dを活用した開発が進んでいくというイメージですね。一方、現実には、多くの会社で3D設計をしていながら、2D図面も作っているというのが現状です。そちらに関してはどのようにお考えでしょうか。

鈴木:
私は2D図面を作ること自体は否定しません。もし、2D図面をやめて、生産性が落ちてしまえば、本末転倒だからです。2D図面をなくすことで効率的なこと、非効率なことは何かを明確にすることが重要です。全て3Dが良いとは思ってはおりません。とはいえ、これは世代的な問題も大いにあり、時間が解決するでしょう。これからデジタルネイティブがどんどん職場に登場すると仕事のやり方も変わっていくでしょう。

鳥谷:
将来的には3Dが徐々に主流になりそうですね。ところで、これまでアイシングループのデジタル変革に取り組まれてきた鈴木さんはどのようなバックグラウンドを歩まれてきたのでしょうか。

鈴木:
私はアイシン・エィ・ダブリュに入社し、最初はAT(オートマチックトランスミッション)の制御ソフトをやっていました。その次は、ECU(電気制御装置)のハード設計などをやり、その次には数値解析、CAEをやり、ハイブリッドトランスミッションの設計を経てのITとなります。IT活用の検討を始めたのは2003年ぐらいからです。ソフトウェア開発の領域でのプラットフォームをつくる、ソフト開発ナビ(ソフナビ)に携わり、ソフトウェア屋としてプロセスの改革を行いました。

鳥谷:
まさしくアイシン・エィ・ダブリュさんの歴史そのものですね。鈴木さんは、また、DX戦略センター長も務められていますが、このDX戦略センターとはどのような役割をされているのでしょうか。

鈴木:
一言で言うと、組織横断、横ぐしでDXを進める組織です。ITという組織の名前をやめたのは、ITは頼むものだったからです。各部には次の仕事のやり方を考える人材、DXを考える人材がいます。だからDX自体は各部署と共に進めるものだと考えます。DX戦略センターではアイシングループ全体のシステムのガバナンス、優先順位の決定などを行います。そのため、グループ会社のITの方々にも、兼務で入ってもらい、集約型の横ぐし組織としています。

鳥谷:
DX戦略という組織は、DXそのものを企画する役割ではないのですね。ところでソフトウェア開発はどうされているのでしょう。

鈴木:
DXを進めるうえで、ソフト開発は大変重要な課題となります。我々はものづくりの企業なので、開発から生産準備、生産といった、競争力に直結する領域のソフト開発は、外部から購入するのではなく、出来る限り自分たちで進めたいと考えています。また、2021年にアイシン精機とアイシン・エィ・ダブリュが統合したことにより、ソフト開発力、工数とも大変なパワーを必要としておりましたので、2023年4月にアイシン・インフォテックスという子会社を吸収合併しました。この合併はソフト開発力強化という観点で、大変良かったと考えています。

鳥谷:
アイシン精機とアイシン・エィ・ダブリュの統合の際は、それぞれの文化が異なるのでそれをまとめていくことは大変だったのではないでしょうか。

鈴木:
私はそれほど文化の違いは感じませんでした。それぞれ生い立ちが違うので、文化が違って当たり前だと思っていたためかもしれません。当然システムも含めて違いがあるので、それはどちらかに合わせる作業を行いました。

鳥谷:
昨今ではウクライナでの紛争、米中の対立など様々な危機が発生しております。これに至るまでも数々の危機があったと思うのですが、どのように乗り越えられたのでしょうか。

鈴木:
リーマンショックや、東日本大震災など色々な事象が発生し、その際には、ITやDXをやらねばならないという機運が高まりました。東日本大震災の際には、半導体不足が発生し、マイコンの変更を一気にやって部品供給を賄いました。これも、ソフトウェアの開発プロセスが整備されていたからこそできたことです。振り返ってみて、きちっとやっていてよかったという話になりました。これは先を見据えて基盤、プロセスを整備することの成功体験となっています。

鳥谷:
先に「3Dデータの民主化」、「DXの要諦は部門の壁を突破すること」と言ったお話がありました。私も全く同感です。プロセス間でデータ共有すること、それがDXだと私は思っております。3Dデータが流通するようになると、セキュリティを気にされる会社様が多いのですが、機密管理はどのようにされているのでしょうか。

鈴木:
ご指摘の通り、3Dの流通とセキュリティは切っても切れない関係にあり、対応が必要です。いざ情報を外に出そうとするとストップが掛かる仕組みを整えています。逆に言えば、しっかりとセキュリティを固めてあるからこそ、3Dの民主化を掲げることができます。DXに先立ってセキュリティシステムの刷新を行っていたことでセキュリティの管理は順調に進みました。この時期、コロナが広まったタイミングで在宅勤務環境を整えるのにもセキュリティの整備は有効でした。

鳥谷:
そうであれば、宮田さんの推進する“ものづくり情報DB”も適用範囲が拡大しそうですね。

宮田:
最近では、グループ会社から、“ものづくり情報DB”と“XVL”の利用依頼がきています。グループ会社には声掛けして一緒にやっていこうという方向で進めています。

鈴木:
やはり個社でシステムをやるのは大変です。また、今後は製造拠点を臨機応変に決めていく。したがって、設備や工程が流動性を持ちますので、どの会社で何を作るのかが、この先どんどん変わってきます。

宮田:
今まではラインや設備の移管となると紙図面情報を渡していたわけですが、これからは“ものづくり情報DB”で対象データを公開し、ここ見てくださいねとできるようになります。無駄も減り、設備の立ち上げが迅速に進むようになると思っています。

鳥谷:
そのように工場に流動性を持たせることができれば、様々な変化に柔軟に対応できますね。

鈴木:
工場の持っている設備等のアセットを他の様々な工場で活用していく必要があります。こういったアセットをグローバルで活用していくためには3Dでの検討は大変有効だと考えています。

宮田:
現在は工程設計や設備設計を日本で行っていますが、3Dがグローバルに展開されるのに合わせて、トレーニングをしっかり行い、現地で設計できるようにしたいと考えています。早くグローバル展開してくれという要望が上がってきており、部分的には24年から展開したいと思っています。

鳥谷:
冒頭にお話させていただいたのですが、ものづくりワールドでの講演は驚きの連続でした。そこでお話されていたDX事例の中でも、特に上手くいっているものを、ここでご紹介いただけますか。

鈴木:
あの場でご紹介させていただいたのはいずれも成功事例になるので、甲乙つけがたいです(笑)。その中でも「班長ナビ」などは面白い取り組みだと思っています。私たちの会社では、ラインのリーダーを班長と呼んでいるのですが、班長はやることがとても多く、教育や改善などに時間がかけられないことが課題となっておりました。分析をすると、現場、帳票置き場、事務所などの移動に時間を費やしていることがわかったので、スマホから様々なデータの閲覧、そして入力できる仕組みを整えました。

鳥谷:
サイバー/フィジカルの入り口をスマホにしたということですね。

鈴木:
はい、そういうことになります。班長は若いので、スマホからの入力もとても速く、一連の業務をスマホで、できるようにしています。もちろんセキュリティはしっかりと担保しており、画像がスマホに残らない仕組みにしております。特に設備の近代化が遅れている工場ではスマホが大活躍しています。さながら人間IoTと言ったところでしょうか。

鳥谷:
モノの情報を人間がセンサーのごとく入力していくというわけですね。IoTではゴミのような膨大な情報がたまり処理が大変です。しかし、班長の入力データとなると意味のある情報が多そうですし、これを生かして改善につなげることもできるでしょう。ところで、御社の技術を、社会課題の解決へと活用されている取り組みにも非常に共感しているのですが、先日賞を受賞されたと聞いております。

鈴木:
ありがとうございます。音声認識システムの「YYSystem」で2023年度グッドデザイン金賞を受賞いたしました。音声をリアルタイムで文字化して、聴覚障害者や、高齢者とのコミュニケーションを支援するアプリケーションになります。2025年に東京で開催されるデフリンピックでも、このYYSystemを応用したアプリを採用いただいています。

宮田:
私の職場では、聴覚障害のある方にも活躍していただいているのですが、このアプリのおかげで、コミュニケーションを取りやすくなったというリアルな声を聞いており、その価値を実感しています。

鳥谷:
これはマルチ言語の職場でも生かせそうですね。工場では、大活躍するのではないでしょうか。DXから社会貢献まで、流石の懐の深さですね。こういった多様なことを行うには、多様な人を生かさねば実現できないでしょう。どういった工夫をされているのでしょうか。

鈴木:
私は若手が新しいチャレンジをすることを上位層が認めることが大切だと思っています。歳を取ると、自身がわからないことをやりたいと相談されると、ついついNOと言いがちで、若手はそれでやる気をなくします。わからないことにGOをかけるのは難しいですが、やりながらわかるようにすればよいのです。我々は、わからないことを相談された際に、よくわからないと返答するのですが、それが若者にはNOに聞こえてしまいます。先ほどの部門の壁と一緒で、こちらは世代の壁ですが、こちらもやはりお互い歩み寄ることが必要です。

鳥谷:
やはり、組織にしても世代にしても、壁が変革を妨げるのですね。世代の壁を超えるために、何か工夫していることはあるでしょうか。

鈴木:
私たちは「相談会」という仕組みを整え、世代間のGAPを埋めるような機会を設けております。意思決定の会議では即断即決ですが、そのために相談会では事前に時間をかけてじっくり検討を進めています。

鳥谷:
DXにおいて何の相談も無しに即断即決することは、可能性をつぶすことがあるということですね。組織的に、相談会のような仕組みを持たれていることがとても素晴らしいことですね。最後にDXに取り組む鈴木さんから、最近感じていることを一言いただけませんか。

鈴木:
本日のお話の中でも何度かお話させていただきましたが、ベースとなるプロセスや、基盤を作り、プロセスを超えてデータを共有することがDXの鍵になると考えています。これまでは100m走のように距離を定めて、そこを如何に早く走るのかの競争でした。しかし、これからはサーフィンです。

鳥谷:
それはまたどういうことでしょうか。

鈴木:
これからはゴールの見えない中、市場環境という風と波を読んで、乗りこなすことが重要です。これからはビッグウェイブならぬ、ビッグデータを乗りこなしていくのだと思います。これからの自動車産業は波だらけですが、地上に出ていればOKです(笑)。

鳥谷:
AIとともにビッグデータを乗りこなし、どんな状態でも呼吸できるようにしておくということですね! データや、プロセスを整備してプラットフォーム化し、それを展開することの重要性を改めて理解するとともに、私たちのXVLパイプライン戦略は、「3Dの民主化」という正しいことを行っている確信を持つことができました。本日はお忙しい中、お時間をいただき誠にありがとうございました。宮田さんの“ものづくり情報DB”の今後の益々の展開、活用される成功事例を楽しみにしております。

END

【用語解説】

  • Casual3D:「Casual3D」とは、製造業おいて「どこでも、いつでも、だれでも」3Dデータが身近にあり活用できる世界のこと。ラティス・テクノロジー株式会社が目指す世界。
  • 3Dデジタルツイン:「3Dデジタルツイン」 とは、現物と図面の双子となる3Dモデルのこと。現地現物を軽量XVLで表現し、図面情報情報をXVLに集約することで、現物に近い3Dモデル(=3D形状+構成情報+ものづくり情報)になるという考え方。

【その他】

  • ・XVL、3Dデジタルツインはラティス・テクノロジー株式会社の登録商標です。その他記載されている会社名、製品名など名称は各社の登録商標または商標です。

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